日本を含めた世界中で、100年に一度といわれる経済不況ですが、資源大国の中国経済も減速を示すデータが次々と発表されています。
これらデータは現在の中国が急速な景気減退に直面していることを示す。
ただ、世界経済の調整が大恐慌並に進攻しないという前提に立てば、中国の経済伸び率はなお8%以上を維持できると予想される。
原料在庫指数をみると中国全体では2008年1月に在庫を増やしている。
2007年、内外の経済好調に加え、エネルギー、原材料市況の急騰に対処するため、企業が必要以上に在庫を持たなくてはいけなかった。
その在庫も遅く見積もっても2009年7月頃までに底をつく。
大規模な財政刺激策(4 兆元)と相まって秋口からは、景気減速から、加速に転じる可能性が高い。
そうなると、ゲルマニウムをはじめとするレアアース価格は底値を打ち、価格は反転に転じる可能性が高い。
特に資源枯渇の可能性があり、生産量が少なく、中国でしか取れない中希土類(Dy Eu Tb)の価格は反発すると考えられる。
しかし、軽希土類(La Ce Nd)は、中国国内需要の拡大はするものの、供給不安もないため、大幅な価格高騰の可能性は薄い。
ただ、アメリカ政府のエコディール政策が本格的に実現されれば、電池用途に使われるミッシュメタル用途、ハイブリットカーや電気自動車の開発が促され、需要が拡大され、価格が反発する可能性もあり、楽観はできない。
ゲルマニウムの主用途はPET触媒、光ファイバーのドープ材、赤外線窓材などであり、まさに微量利用する機能性材料レアメタルの代表格である。
世界需要は年間200t 弱であり、中国での生産が70%を占める。
少量利用で生産国が限定されているため以前は価格の変動差が激しかった。
しかし、中国の安定化はゲルマニウム(Ge)価格を押上げる結果となり、レアメタルパニックが崩壊した現在でも高値推移している。
世界経済の動向を期待をもって見守っています。







